笑屋株式会社
代表取締役 真田 幸次

千代田区神保町生まれ。学習院大学経済学部卒業。
2006年からフルキャスト社の子会社立ち上げに従事し、毎週のように起業家マインドを持った同期と面白いビジネスを考える日々。
「25歳で起業する」という学生時代からの明言を実行し、2009年に笑屋株式会社を設立。

真田社長は、もともと起業したいと思っていたのでしょうか?

そうですね。学生時代から起業家になりたいと思っていましたね。サラリーマンが起業した本を読んで、自分がもともと持っていた社長やオーナーのイメージとの違いに気づき、いわゆるサラリーマンは雇われる側だからリスクもあるし、世の中にないものを生み出す方がやりがいがあると思い始めたので、就職した頃には25歳で起業することを周りに明言していましたね。

そこからどのようにして創業に至ったのでしょうか

まず、前職の新卒同期5人とは、毎週末ビジネスモデルを考えたり、勉強したりと、熱い日々を送っていましたね。もともと25歳で起業をすることを決めていたので、そこに向かう中で、何をやるか考え、やるなら「0→1」のビジネスをやりたいと常日頃から思っていました。
代理店や下請け、受託などで事業をするのではなく、世の中にはないもの、そして事業ポテンシャルのある領域で、オリジナルのビジネスをつくりたいなと思った時に、インターネットを活用したコミュニティビジネスだと考え、同窓会ビジネスに行き着きました。

オリジナルなビジネスの中でも、なぜ同窓会ビジネスだったのでしょうか?

たまたまパーティー会社が結婚式の延長で同窓会の幹事代行サービスをやっているのを知り、自分自身も20歳の時に同窓会の幹事をして大変だったし、こういうのがあったら便利なことは直感的にわかりました。
そこで、もともと考えていた、インターネットでコミュニティを構築していくことと親和性があるなと思い、事業として立ち上げることにしました。
私自身もそうですが、人は生活をしていく上で様々なコミュニティに属しながら、人生を送っていると思います。 同窓会は誰しもがいくつも所属しているコミュニティで、更にトレンドに流されない非常に稀有なテーマだと思ったので、スタートしました。

こだわりをもった事業を展開されていると思いますが、今までに会社の危機などはありましたか?

正直、危機をあまり認識していないかもしれません(笑)。 気づいていたら、課題と捉え、解決するようにしていますね。
昔は、誰かが辞める度に一喜一憂していた時期もありましたが、今はいつ起こっても動じないメンタルと組織作りが徐々にできてきています。

現在では、どのような組織つくりをしているのでしょうか?

ここ数年では、カルチャーや制度を整えてきました。 組織の中でビジネスサイドと開発サイドがいますが、両者が共存する中で組織を構築していくことが難しくも重要だと考えています。
「口頭で会話した内容はエビデンスを残す」など、ログやドキュメントを残す習慣を付けて、属人性を減らす、組織の透明性をあげることはかなり意識しており、SlackやGitHubなどのコミュニケーションツールもビジネスと開発で同じものを使うようにしています。
浸透してからは、ボトムアップで意見が徐々に上がってくるようになりました。

社員の皆さんで組織をつくっていると感じましたが、一緒に働きたい方はどういう方ですか?

笑屋の価値観に合う人ですね。 やっている事業も特徴的なものではあるので、面白いって思いながらも、それに自分自身のやりたいこと、やってみたいことをのせて、働ける人ですね。
今年、バリューを見直したのですが、それらも社員みんなで考えたんです。
「軌跡を残す」「らしさを磨く」「できる方法を考える」「コミュニケーションをあきらめない」これら4つのうち、何にコミットするかを各々と会話し決めています。
つまり、自発的に行動して欲しいというのが一番ですね。
どんなに良いバリューであっても、社員全員が日々思い浮かべながら、仕事ができなければ意味がないと思っていますので、「崇高な理念より、唱えやすいマントラ」という方針をもとに決めました。

バリューも見直されたとのことで、次の一手についてお聞かせください

「トレンドではなく、文化をつくる会社であり続ける」ということをビジョンとして掲げていますので、文化作りについては追求し続けていきたいと考えています。
結婚式やお葬式のように同窓会も業者に委託する文化形成が進んでいると思いますし、自治体と共催で行う25歳や30歳などの節目に地元に集まる同窓会イベントも4年前に始めて以来、年々開催地が増えていっています。
また、今年はより大きな文化作りを視野に入れ、同領域で新しいサービスもリリース予定です。
今後も、「0→1」のオリジナルのビジネスにはこだわり続けていきたいです。