株式会社グッドワークス
代表取締役  須合 憂

1980年東京都生まれ。社会人1社目の会社では、オープン系の開発技術を経験。
その後、一部上場の大手人材派遣会社に入社し、全国1500支店中、1位の営業成績をあげる。
2007年に株式会社グッドワークスを設立。現、株式会社グッドワークスでは組織・体制を確立することに尽力している。

早速ではありますが、創業した背景を教えてください。

当社のビジョンは、「若者の夢を応援し、チャレンジと達成をサポートする」、そして「誰もが前向きに仕事に向き合える社会を作る」。そんな想いを持ち、事業を進めています。
実は当社のロゴは、パソコンの「エンターキー」に「スタート」と描いているのですが、このボタンを押すことによって、「未来に向かってスタートできるように、挑戦できる場をつくりたい」という想いを乗せています。
そう考え起業したのも、私自身の過去の経験が大きく影響しています。

どのようなご経験でしょうか?

二社目に経験した一部上場の大手人材派遣会社では、「若者の夢を応援する」どころではなく、会社の利益ばかりを追求する会社でした。
コンプライアンスという概念も無く、連日事務所に泊まり込みになることも多く、メンバーはかなり疲弊していました。人を大切にする会社ではありませんでしたね。
また、一社目ではシステムプログラマとして販売管理システムの開発を行っていたのですが、独学で勉強はするものの、javaやPHPなど開発言語を勉強しようと思った際に私自身、とても苦労をしました。
同時に、現場のエンジニアが過酷な状況にある現実も目にしていましたので、そのようなエンジニアへの待遇を業界毎変えたいと感じていました。
だから、もっと「若者の夢を応援したい」と考え、独立することを決意し、事業展開することにしたんです。

ご経営されていく中で、苦労したことなどありますか?

そうですね、創業して5、6年目の頃に、70人程の従業員が半分にまでなったことがありました。
なぜかというと、当時、組織づくりを意識できていなかったことが原因です。業績をつくることに目が向いてしまい、その業績をつくってくれている「人」に目を向けられていなかった、脇が甘かったんですね。
従業員も20人くらいの組織であればある程度目が行き届きますが、50人を超えてくると、ルールに反することや、派閥ができていることを発見できず、目が行き届かなくなってしまうことに、気づいた時には遅かったんです。
「会社についていけない」という従業員の声が出だし、この時期が経営をしていく中で一番大変な時期でした。
ただ、今振り返りって考えると、当時の自分は傲りがありましたし、トップダウンが強かったので、社員の考えにも耳を傾けていなかったと思います。
だから、そのことをきっかけに「人」をみるように、自分自身を変えました。

それらをどのように乗り越えたのでしょうか?

まず、業績に関しては、私自身が現場の営業に戻り、取り戻しました。
組織に関しては、相手の考えていることを知ろうと努力をし、組織を構築していきました。
私の下に部署や部長を設け、メンター制度などもつくり、従業員が安心できるような環境をつくりました。
それが、今の当社の価値観でもある「安心して働ける会社」、「働くことを通じて幸せになれる会社」につながっています。経済的な理由(お金)や、心的な理由で苦しむことの無い、風通しの良い、安心・安全な環境でいて欲しいと考えているからです。
立て直すのに、2、3年はかかりましたね。ただ、業績は伸びましたし、今では「ベストベンチャー100」に選んでいただける程に成長致しました。

須合社長自身の変化もあったのでしょうか?

そうですね、私自身もコミュニケーションを大事にするようになりました。何事も、コミュニケーションを取らないと理解し合えないことや、意思疎通がはかれないこともあると思っています。
それは恋人でも夫婦でも同じだと思うんですよね。毎日一緒に暮らしている家族でさえ、コミュニケーションが不足することで、相手の考えていることや気持ちがよめないこともありますので、社内のメンバーとは、より密なコミュニケーションを心がけています。
当時は、もっとこう接すれば良かったなと思うこともありますが、今では話しかけやすいオーラがあるとメンバーからも言われます。本当に、自分自身も、会社や事業自体の成長にもつながるヒントになりましたね。

そのような会社づくりを、今後どのような方々と一緒につくっていきたいですか?

人として思いやりを持っている方ですね。自分中心ではなく、協調性を持って働ける方。
また、我々のミッションに「働く人が成長し、挑戦できる場を作る」と掲げていますので、もちろん勤勉で努力をする方も大事ですね。

最後に次の一手を教えてください。

今後は、「SI×教育」をテーマに事業展開をしていく予定です。
日本も今後IT人材は約20万人以上不足することが予測されています。中学校や高校でもプログラミングが義務化される中で、エンジニアを目指したいという若い世代を発掘し、長期で活躍できる人材に育成していきたいと考えています。
そのため弊社では、2020年の上場を目指し、従業員数は300名規模にし、採用や教育体制の充実と内部統制の強化を行っていきます。
また、現在展開しているフリースクールをロケーション関係なく全国の若者に受講していただけるよう、オンラインスクールに力を入れていきます。
これらもすべて、「若者の夢を応援したい」という想いを持って、展開していきます。